無線LANのアンテナを実験したので報告します。 1.標準アンテナ 2.八木アンテナ 3.自作パラボラ反射板 以上3種類について比較しました。 1.標準アンテナ |
第一の標準のアンテナ。coregaのCG-WLBARAGLそのまんまです。 2.八木アンテナ |
第二はYahoo!オークションで買った八木アンテナです。樹脂のカバーが接着してあるので中が全く見えません。全長70cmです。2400~2500MHz、14エレメント、14.15dBiという仕様になっているようです。 3.自作パラボラ反射板 |
第三は標準アンテナに自作のパラボラ反射板をつけたものです。段ボールにアルミホイルを張ってあります。焦点の位置に穴が開けてあって、ここに標準アンテナを差し込んで使います。横幅30cmです。 |
下を後ろから見たところです。 |
これを拡大して印刷して作りました。x座表を-150から+150まで変化させ、y=0.005*x^2で曲線を求めています。焦点の位置はx=0 , y=1/4/0.005となります。 結果 能書きはこれくらいにして、実験です。 |
coregaのルーターCG-WLBARAGLをこの窓に置いて、信号の向こうの駐車場の金網のところにノートパソコンを置いて測定しました。直線距離で60mといったところです。クライアントはcoregaのWLCB54AG2で、クライアントソフトで電波強度を読み取ります。 測定結果は、
となりました。段ボールとアルミフォイルとセロファンテープで作った反射板が一番成績が良くなってしまいました。一度だけの実験結果ではなく、これまでの経験上もだいたいこんな感じです。1万円以上もする八木アンテナというものは元来こんなものなのか、ちょっと疑問ではあります。 互いのアンテナが見渡せないような通信の場合は、アンテナを高性能なものに代えるよりもアンテナの設置場所を変えたほうが効果があります。同じ建物の上下の階の通信の場合などでは、エアコンのダクトを使ってアンテナを窓の外に出してしまいます。 |